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はてさて、こちらの船はUSS Constellationをみた次の日に見に行った潜水艦です。 潜水艦はぼくの記憶によるとFleet Weekに参加したのが始めてきたんですよね、今回(^^)。 これは見に行かねば!という気分でした。 幸いこちらはUSS Constellationが停泊していたサンフランシスコの観光名物Fisherman's Wharfと違い旧アラメダ海軍基地にいました。 観光場所から離れているので、それほど、人はいないと思って向かったのです。 しかし、この考えはあまかったです(^^; ついてからUSS Constellationほどの列はありませんでした。が・・・ |
USS Keywest? | |
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上でも紹介してますが、この潜水艦はロスアンジェラス級688i型原子力攻撃潜水艦です。配備されたのが1987.そしてさまざまな兵器テストなどを済ませると1989に始めて大西洋に発進したのです。 それで、戦歴というものはないのですが、色々な賞をとってます。機関の効率の高さ、魚雷発射の正確さを競う Toprpedo Shooting Competitionで特賞をもらったりしてます。 他に活躍しているんでしょうけど、さすがにそれは公開されることはないでしょうね(^^; 1996・6月、大西洋艦隊から太平洋艦隊に所属が変わり、USS Constellation(!!)が率いる艦隊に配属。 それからは色々な模擬戦に参加し、西太平洋、インディアン海(?)、アラビア湾に出撃しました。 それからは再び日本の自衛隊との模擬戦に参加して、始めてMK48という魚雷を模擬戦に外海で発射した功績があります。 ちなみに 688iについている「i」というのは "Improved、"つまり「改」ということです。 その証拠に艦体の外に音を吸収する素材とか、旧688についていない垂直ミサイル発射官などが追加されてます。 時代遅れと言えるんですが、しっかりと働いています。 |
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さまざまなアングル撮ったKeywestの外からいたものです。 水の抵抗をすくなくするためとはいえ、愛敬がまったくなし、真っ黒です(笑) 真中の写真で写っているのが司令塔です。 でも艦橋はここにはありません。 この上に出ることは可能ですが、第2次世界大戦の潜水艦みたいに数人が出られるほどのスペースはなく、窮屈になってます。 突き出ている黒い二つの筒は潜望鏡で、緑の筒は空気をとり入れるものです。え?何故原子力にそんなものが必要かって?それは後ほど(^^)と、もうひとつ。 この型にはダイビングプレーン(写真での左右についている板)は最新型にはないそうです。折りたたむことも出来ないので、案内してくれた人は、「北極にいって浮上したらめためたにされるだろうね」など笑ってました。 |
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さて内装です。見てください、この狭さを!! 第2時世界大戦の潜水艦に一度はいったことがあるんですが(10年前ぐらいに)「これじゃ、長くなっただけであんまり変わらないじゃないかー!」と突っ込みたくなりましたね。 廊下の広さは1mも内ような感じです。 上の写真は・・・・そう、寝るところです。 寝るのはいいかもしれませんが、起きるときにはぼくは必ず頭をぶつけるでしょうね(^^; 特に非常体制にはいったら・・・。 右上の写真はハッチ。これも狭い!!太った人は通れないぐらいです(^^; まあ、実際太った人は身にきてませんでしたが(問題発言?) そして下のが食堂です。 乗員146名・・・・・・。 みんなここで食べるんですよねぇ? (^^;、せ、せますぎ。 ちなみに写っている人が案内してくれた人です。 前は空母配属だったらしく、乗りこんで半年だったので、あんまり知識がなかったですね。マニアのほうがもっとしっていたり?(笑) ちなみに今夜のメニューはステーキでした(笑) そして、最後に、こんなところでも人が寝ているところを見せたくて撮った写真。 どこだと思います? 魚雷発射室ですよ(^^; こんなところにまで人が詰め込まれるとは、潜水艦の狭さを感じさせます。 もちろんここで寝ている人は階級が低い人です。 |
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次は艦橋です。 左に写真は操縦桿(笑) ここは一番低い階級が持つものが握るそうです。 まあ、言われた方向に船を向かせればいいんですから、たしかに子供できますね(^^; あ、もちろん、左に写っている赤ん坊には無理です(笑) そして、真中で人が覗きこんでいるのは潜望鏡!! 左写真のすぐ左後ろに配置されてます。 実際に覗きこんでまわしたりしました。 艦長気分をすこおおおおしだけ味わいました(^^) もちろんこの部屋には他に潜航の席、戦術、航海の席がありましたが、人が多くて撮れませんでした(TT) そして右の写真がソナー室。 艦橋からは別室になってましたが、映画の中ででてくるのと同じですね。 見たときもすでに起動しており、色々な音を解析していました。 なんか「マトリックス」のオープニングのシーンにしかみえませんでしたけどね(笑) |
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注目の魚雷発射室です。魚雷は一度に・・・・ええと何本だっけ?15?だったかな、ちょっと忘れてしまった(^^; まあとにかく、標準装備はMK48というものです。 魚雷だけではなく、クルーズミサイルも発射可能です。 搬入するときは大変な作業だそうです。 ぎりぎりの幅の隙間を天井をはがして作って収めるそうです。 一日作業だそうです。魚雷を発射するときは床が動いて真中の写真の発射官に移動させるそうです。 ちなみにの発射官はまっすぐではなく、5度ほど外に向いているとな。 つめこむ作業も大変みたいです。 でも戦闘状態に入ればこれはすばやくされるんでしょうね。 右の写真は魚雷官製席です。 映画のときに艦橋で誰かがボタンを押したら発射されるシーンがありますが、それは真っ赤な(そうでもないかな?)嘘です。 あのボタンはこの発射官制席に、発射の合図を送るもので、実際の発射の作業はここで行われます。 |
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さて、ここの写真は他の部分ですが、どちらも重要なところです。まず左はディーゼルエンジンです。何故?と思われるかもしれませんが、原子力といっても完全ではありません。問題が起こればシャットダウンするしかありません。ま、補助動力としてあるわけですね。そしてそのときに必要になるのが、上の写真で写っていたあの緑の筒です。 右の写真は海水を飲み水にする機械が並んでいるところです。 正体不明のパイプがぐるぐる回っているわけですが、重要な装置のひとつといえますね。 |
USS Keywest Specifications | |
造船開始 | 7・6・1983 |
発進 | 7・20・1985 |
スポンサー(??) | Virginia I.B. Conn |
将校人数 | 14人 |
他乗組員 | 132人 |
全長 | 320ft 約100m |
最高潜航深度 | 800ft以上 243m 以上 |
最高速度 | 25Knots |
と、いうわけで、USS Keywestの報告は終わりです。
やっぱり最初に感じたのは、狭い!!って感じですね。 この中を何ヶ月もすごすわけです。
ちなみにある人に聞いた話だと太陽が見えなかった一番長い期間は約5ヶ月だそうです(@@;
ぼくにはとても絶えられないような長さです(汗) ある意味タイムキャップセルですね(^^;
いやはや、しかし、ならんだかいがあったわけです。
来年はなにがくるかな?(^^)
あ、そうそう(^^)
ぼくらが待っている間ブルーエンジェルズが演技をしていた最中だったのですが、最後で
こちらのFleet Weekに参加している人のために低飛空Vフォーメーションで頭上を飛んでいってくれました(^^)
残念ながら、一瞬のことで写真は無理でしたけどね。
それでは次回!!
USS Constellation
Fleet Week 2000 Index
Kenken’s Hompage
おまけ&次回予告??